人気の個人向けリース車の仕組み

自分の自由になる自動車に乗ってどこかへ移動するには、最低でも自動車を新車なり中古車なりで購入しなければなりませんが、その際はキャッシュで一括で支払うにしてもローンを組むにしてもそれなりのまとまったお金が必要です。

 

現在も何か自動車を保有していればその車の売却代金を資金に投入することができるので比較的楽に次の車に乗り換えることができますが、車を初めて買う方や買い増しする時にはかなりの負担となります。

 

かといってレンタカーを1回1回借りて、多額の使用料を支払うのは長い目で見れば非常に無駄なことです。

 

そこで近年話題となっているのが、現金一括で買うでもない、ローンで買うでもない、レンタカーを借りるでもなくして自動車を自分の車として使うことができるリースです。

 

リースというと企業などで良く扱われている大型コピー機やウォーターサーバーなどが頭に浮かびますが、実は自動車のリースも企業向けにはかなり昔から行われていました。

 

作業車両や営業車などたくさんを車を使う企業ではそれらすべてを購入するより、まとまった資金が必要ではない、事務処理上などのメリットがあるという事からリース契約をすることが多く、そのメリットの多さから1990年代あたりから個人向けのリースが始められました。

 

そもそもリース契約とは、簡単にいうと使用期限を決めた長期レンタル契約という事になります。企業のものは若干扱いが違うのですが、個人向けのリースは、大体のものが3年のリース契約を行います。

 

基本的にはそのリース契約をするのにこれといった金額は必要ではなく、支払う必要があるものは毎月支払うリース料というものだけとなります。

 

リース料は、その車を手に入れるためにかかる金額から契約が終了する3年後の価値を差し引いたものを36か月で割った金額を支払うことになり、その3年間は、見かけ上は自動車ローンを組んで毎月返済するために支払うのと同じ様な状態となりますが、リースとローンで車を購入するという事は中身が大きく違います。

 

まずは名義の扱い、ローンを組んで購入してもリース契約をしても名義はそのローン会社やリース会社で、使用者として自分の名前が記載されていることには違いがないのですが、ローンの場合は完済してしまえば名義は自分のものになりますが、リースの場合は基本的にその車を自分の名義にすることはできません。

 

ただ、リース契約満了後にその車を買取る形をとれば、名義を自分のものにすることができます。

 

次に車の維持費ですが、ローンはあくまでも車体自体を購入するためにローンであり、税金や整備費用、車検費用などは自分で支払います。

 

対してリースの場合は、車体価格のほかに定期点検費用や過失の無い故障の修理、自動車税、重量税、取得税、リサイクル券代金、自賠責保険なども毎月支払うリース料に含まれており、自分で支払う必要があるのは、ガソリン代だけとなります。

 

それらを含んでいるので、単純に同じ車を買うよりは高い金額となってしまい、毎月支払うリース料も若干割高になりますが、それも毎月わずかなリース料で賄えるのでそれほど無理はありません。

乗る分だけ買うという考え方

鉄道やバスなどの公共交通機関が発達しており、どこへ行くにもそれほど労せずして目的地へ行けるようになった日本ですが、それでも自動車というものが必要とする人がたくさんいます。

 

自動車を移動手段として考えた場合、電車やバスなどと比べてかなりのメリットがあります。一番のメリットは乗りたい時にすぐ乗ることができるということです。

 

これはプライベートでも仕事の上でも非常の大きなメリットとなることで、早い話待たないでいいという事です。一日24時間しかない日常で、移動するために待ち時間を過ごすという事は非常に無駄なことです。

 

自動車であれば乗りたいと思ったときにすぐに乗れ、おりたいと思ったときに降りることができるので、時間の無駄遣いがありません。これが電車・バスとなると時刻表に則った運行しかしていないので、その時間とずれるとおのずと待つことになります。

 

通勤時間などでは頻繁に運行されているので待つことはあまりありませんが、日中や夜間、休日ともなるとかなり待たされることがよくあるものです。

 

次にメリットとして考えられるのが、出発地点と目的地を直接結ぶことができるという事です。

 

いわゆる「ドア・トゥー・ドア」というもので自宅の玄関を出てすぐに車に乗り込み、目的地の入り口まで車を乗り付ければ極端な言い方をすれば乗るときの1歩、降りる時の1歩だけでほとんど歩かなくても移動ができるのです。

 

電車やバスですと、最低でも最寄りの駅や停留所まで徒歩や自転車などで移動することが必要で、家の目の前からすぐに乗り込むという事は絶対にできません。

 

最近では高齢化が進み、長時間歩くこともままならない年配者も多数いることからこういった「ドア・トゥー・ドア」の移動方法が重要視されてきています。

 

これだけのメリットがある自動車ですが、唯一のデメリットとなることが負担する金額が非常に高額であるという事です。自動車を普段の移動手段として利用するには最低でもその車を購入するお金が必要です。

 

最近では購入しやすいとずっと言われてきた軽自動車も安くて100万円前後、高いものではなんだかんだ言って200万円近くの金額を支払はなければならなくなります。

 

次に負担となるのが維持費です。

 

国の商売に税金というものがありますが、自動車に関しても自動車税や軽自動車税、重量税などの税金が持っているだけでかかる仕組みになっており、ほとんど車に乗らない状態でも毎日乗っている人間と同じ税金が課せられることになっています。

 

更に、自動車を動かすには最低でもガソリンや軽油などの液体燃料が必要です。ハイブリッドカーなどもありますが、それも基本はやはりガソリンなどの液体燃料がなければ走ることができません。

 

こういった形で便利な車を普段の生活に活用しようとするにはかなりのお金がかかるわけですが、電車やバスなどの一見便利そうに見えて、実は交通機関にあわせる形のものにはない利便性を捨てる訳にはいきません。

 

しかし、それにはそれなりのお金が必要となる・・・それならば必要な時だけ車を借りればいいという事になりそうですが、レンタカーなどはかなり割高で合って、それに車の利便性である「ドア・トゥー・ドア」は実現できません。

 

そこで、長い期間車を借りることができないのかという事で生まれたのが自動車のリースというものなのです。